ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

お彼岸の魚

すべて実話です

今日は『お彼岸の魚』公演で共演した女優達 名づけて”お彼岸ガールズ”で、鍋大会! 開始は19時!の予定。 ただいま21時。 誰も来ません。 お腹がすいたので、一人で鍋を始める、の図。 23時、ようやく全員揃いました~! 左から高原綾子嬢、長沼久美子嬢、朝…

おかえり衣装

ニットキャップシアター衣装担当の筒井君が宅配してくれた。 「お彼岸の魚」で使用した私服達。 毎ステージ、着ては脱ぎ散らかした衣装ちゃん。 最終日にはずいぶんくたびれていた。 「もう着ないので、衣装部に寄付します」と、預けたものもあった。 すべて…

博多の女

今回、初博多。その感想。 中州の近くだったからか、夜に強い町だ。 のん兵衛の藤原氏(飛び道具)が、「俺をウエルカムしている」と言っていた。 もつ鍋がおいしい。 キャベツの甘みとモツのコクのハーモニー。 最後にたまご麺を入れてゆず胡椒でいただくの…

湧き水って・・・

『お彼岸の魚』全公演が終わってしまった。 今日は、京都へ帰る日。 せっかくなので、長沼嬢と稲田嬢と一緒に博多探検。 博多祇園山笠の舞台、櫛田神社に行く。 でか~い!飾り山笠!! 追い山傘の出発時刻は、 午前4時59分だそうだ。 なぜ、キリのいい5時とし…

大きく楽しいと書いて、大楽

去年の9月から始まった「お彼岸の魚」も、とうとう大楽。 いやあみんなと仲良くなりすぎた! 楽屋でも笑いすぎて、涙を流している。 舞台で初対面の演技がおろそかにならないように気をつけるくらい! あぁ楽しい。 福岡のお客さんも勘のいい方達がたくさん。 …

こだわりラーメン

福岡2日目。 時間を見つけて、「一蘭」というラーメン屋に行く。 カウンターに仕切りがある。 ラーメンを食べる事に集中しろ、というコンセプトらしい。 その割には、こってりかあっさりか、究極の酸味ありかなしか、ネギは太か細かと細かく窺われる。 客に…

福岡初日

ゲネでミス。 気がつくと、舞台から人が消えていた。 間違えた自覚がなくってびっくりした。 何回やっとるのだ。 京都から、公演を観るために、わざわざ駆けつけて来るお客さんが何人もいらっしゃる。 ありがたいなぁ。 気合いを入れるため、前髪をカット。 …

博多上陸

船から見る夜明けは素晴らしかった。雲の後ろから光が差して、「神曲」のようでした。 昨日から、船の女子部屋、アイロンをかけながら、買い出しに行っても旅館でも、ずっと女子トーク。 おかげで、それぞれの生活、体調、便通状況まですっかり把握してしま…

船移動

九州、福岡へはフェリー移動。(劇団割引) その名は「名門大洋フェリー」 「名門」とは、セレブな響きだけど、 名古屋と門司港を繋げたんだって。 今は南港と門司港間しか運行してないけどね。 船の展望浴室は波とたゆとうて、ユラユラ楽しい。 明石大橋はレ…

ごま語録

『お彼岸の魚』最終稽古。 最後かと思うと、名残惜しいわね。 愛媛県出身、大阪府在住の稲田真理さん曰く、 「京都の劇団の人は賢い」んだって。 「『ジケイレツ』って言われて、家に帰ってから辞書引きました」 と言っていました。 『時系列』 パッと聞くと…

福岡始動

福岡公演に向けて、稽古開始。 ジャージを忘れた大木氏に 「たるんでる!」と喝を入れる。 でも「通しをします」という演出の言葉に 一番泡を食っていたのは私。 新鮮 というか、 出たとこ勝負の、ドキドキ。 終演後、一平ちゃんに 「予想のつかない演技は、…

筋肉ちゃん

愛知公演の3日目くらいに、内股が筋肉痛になった。 同時多発的に、出演者が「痛い、痛い」と言っていた。 帰りのスーツケースを押しながらも 「内股が・・・」と長沼嬢とひ~ひ~言い合った。 歩くのさえもやっとだったのだ。 おそらく、2日目にやったウォー…

ごま宅の不思議

ごまのはえ氏宅で、焼肉を食す。 ごま宅では、一見関係ないものが非常に活用される。 ドアを開ける時は、包丁を使う。 トイレに入る時は、フライパンを使う。 ごま氏の手料理は非常においしかった。 豚バラとキムチ、コチジャンを大葉とサンチュで巻く。 サ…

茶色帝国、名古屋

名古屋の味はこってりコク丸。 居酒屋のテーブルは、手羽先をはじめ、ドテ、味噌カツ、ひつまぶしなど 茶色に塗り込められている。 写真は、”世界の山ちゃん”店内に貼られた赤味噌ビール。 赤味噌ビールも、小倉トーストも、 試したかったが短期間にはtoo mu…

ピンチだっちゃ

『お彼岸の魚』愛知公演3ステージ目。 いつものように安田一平氏が暗転で履物をハケてきた。 明転し、舞台袖でスタンバイすると スリッパと靴が一つずつ、一足にされて並んでいるではないか。 (こ、これは、チ●バだ。間違えてる・・・) 次の次のシーンでは…

芸術劇場回り探索

公演の合間に、名古屋探検。 アートライブラリーには、画集やビデオ、楽譜や戯曲、色々あってワクワク。 写真集を抱えた照明の葛西さんに出会う。 10階には美術館。 ちょうど、伊藤若沖展を開催していた。 ミュージアムショップでTシャツを購入。 ハガキを購…

名古屋の劇場

愛知県芸術劇場は芸術の匂いがプンプン。 建物に入るまでに、光のプロムナードを通り、 美術館やアートライブラリーを横目に見ながらエスカレーターを降りる。 日本橋ジャングルや下北沢駅前劇場で行うのがジャズならば、 こちらは現代音楽を行う雰囲気。 今…

長沼さんin名古屋

長沼久美子さんはずっとしゃべっている。 朝、京都から名古屋まで2時間半くらいの電車でも、 衣装にアイロンをあてながらも、 一旦ホテルに帰ってからも 夜ご飯にきしめんを食べながらも 場当たりでセリフも話すし ホールを出て名古屋コーチン食べながらも …

愛知出発前夜

や~ん! 明日は、朝5時半に家を出て愛知に向かわなきゃいけないのに、 お囃子の稽古して、飲みに行って、荷物詰めてたら もう朝4時前だよ。 今寝たら、起きられないよ。 どうしよう。 今からビール飲んだら、 電車の中できっとトイレに行きたくなるよね。 …

ワッキーを持ち上げる

ニットキャップシアタープロデューサーの門脇俊輔氏は、役者も務める。 役者として、今回は絶妙なユーモアセンスも発揮している。 今日は通し中、彼の出番直前に電話がかかってきた。 迷わず電話を取り、稽古場を出て行く門脇氏。 静かに(え~っ!!)となる…

チヌチヌチェリー

「お彼岸の魚」私の役、鰺坂チヌ子さん。 10月の試演会から数えると、7ヶ月のお付き合い。 東京公演を観た生田萬さんに「あれは地なの?演技なの?」と尋ねられた。 その日は舞台に出る直前「あぁ、これで行こう」と思いつき、 キャラクターを変えてみた日だ…

そうだ、名古屋、行こう

京都の桜は、私の帰りを待っていてくれた。 家の前の桜は、白かった。 おそらく大島桜だろう。 緑の花弁が、かわいい。 そもそも何でこんなに京都の桜が恋しくなったのか、 思い当たった。 新幹線で品川に到着した時、鴨川の桜満開の写真が出迎えたからだ。 …

暗転ダッシュ

『お彼岸の魚』愛知公演に向けて、稽古再開。 みんなと会うのは2日ぶりなのに、 とっても懐かしく感じてしまう。 稽古して何を進歩させるかというと、場面転換。 より早く。 よりシャープに。 シーンによっては、大坂公演より20秒くらい縮まった。 でも明る…

カーテンコールに衝撃

東京公演楽日。 観に来てくれた八十田勇一氏が、 「この作品はてっきり女性が書いたと思っていた。 カーテンコールで 小さいおっちゃんがしゃべりだしたので驚いた。 オセロがいっぺんに裏返ったみたいに、 途端に笑いが止まらなくなったよ」 と感想を述べて…

アフタートーク

渡辺えり子さんのアフタートークはとても面白かった。 音楽や舞台美術、シーンの切替えからごま氏の私生活まで、 とても興味深く観て下さったんだなぁと、興奮が伝わってきた。 「もっとフリークな劇団だと思ってたけど、 案外皆さんきっちりお芝居してらっ…

東京初日開花

ニットキャップシアター、いよいよ東京デビューの日。 客席の会話は標準語。 新鮮やなぁ。 お芝居は柔らかく、集中力を持って伝わったんじゃないかしら。 東京の桜は満開だ。 見れて嬉しいんだけど、気になるのは京都の桜。 今の家は、桜のために決めたよう…

劇場目線

場当たり。 皆の目線を決める。 いつもクールな門脇君が「よぉし!」と熱くなっていた。 「どうしたの?」と聞くと 「物事が決まるのが嬉しいんです」と言っていた。 プロデューサーらしい発想だ。 その後、ゲネプロ。 私は確信しましたよ。 これは、東京に震…

スーツケース(特大)

東京行きです。今日から携帯投稿です。 去年、大阪公演の帰り、 衣装5着と靴3足詰め込んだら スーツケースが壊れてしまいました。 なので、新しいの買いました。 今度は特大58リットル! 4輪ついてると、縦方向に進めるのね。 これは発見! でも楽屋に持って…

大人の稽古場

『お彼岸の魚』東京公演への、最終稽古日。 最年長の中嶋さんが元気だ。 「元のプランに戻します」と演出が言うと 「元カレじゃなくて、元プラだ」 など、オヤジギャグを連発している。 そのくせ、集団シーンに、出たり出なかったりする。 「次はこっちです…

成長魚

通し稽古。 東京公演に向けて、「お彼岸の魚」が成長している。 男達の間抜けさが、泣けて笑える。 女達も、分身の術を使い始めた。 分かりやすくて、面白い。 味わい深くて、面白い。 とにかく、面白いのだ。 大阪公演を観た人にも、もう一度観てほしいくら…