ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

チヌチヌチェリー

「お彼岸の魚」私の役、鰺坂チヌ子さん。
10月の試演会から数えると、7ヶ月のお付き合い。

東京公演を観た生田萬さんに「あれは地なの?演技なの?」と尋ねられた。
その日は舞台に出る直前「あぁ、これで行こう」と思いつき、
キャラクターを変えてみた日だった。

稽古と本番を重ね、チヌ子さんは日々変化している。
それで新鮮に生きている。

愛知公演を控え、通し稽古をするそうだ。
「えぇ?! ひめさん、こんな芝居してたの?」と言われたらどうしよう。
今の私の、小さなおののき。

ま、本人が思うほど、変ってなかったりするもんやけどね。
何せ土壌は「私」やから。
生田さんが観に来たステージの時も、舞台上で
「今日、キャラ変えてみたんやけど」と藤原氏(飛び道具)に告白してみたら
「分からんわ」と切り捨てられたしね。