ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

平成女鉾清音会

楽しくて震える

5/4(木祝)に控えた、神泉苑祭のために囃子の練習。 コロナ禍を経て、囃子がより深く好きになった。 バチを握って太鼓に乗せた時、震えるくらい、囃子を奏でられる事が嬉しい。 信頼できるメンバーで、祇園囃子のテンポや音量を上げたり緩めたり、 息を合わ…

監査の圧

平成女鉾の総会に向けて、預かった資料の監査をせねばならない。 でも、なかなか腰が上がらない。 洗濯をしながら、映画を観る。 「Too Young to Die」という宮藤官九郎脚本・監督のコメディ。 鬼や地獄や畜生道など、ブチ切れた内容。 究極、天国より地獄の…

消える音

祇園囃子は鉦・笛・太鼓で奏でる。 以前、太鼓を叩いていると、笛が聞こえなくなる時があった。 笛方は一生懸命吹いている。 1人1人の音も、大きい。 なのに、ブラックホールのように音が吸い込まれるのだ。 (おかしいなあ?)と思っていたけれど その仕組…

平八跡

神泉苑の境内にあった料亭「平八」さん。下は2022年5月当時の姿。 本堂の東側(写真では、右側のこんもりした木の向こう側)にあった。 北門には、大きな看板がかかげられていた これが、退去された。 新聞によると、賃貸契約が解除されたらしい。 境内に広…

4年ぶり参拝

平成女鉾清音会で、新年参拝。 コロナ等で、メンバーや賛助会員の皆様と本殿への昇殿がなくなってから4年、久しぶりの正式参拝だ。 私達は会として参列しているけれど、 個人で来られている方は、祝詞にて、「京の都(みやこ)の〇京区〇〇町〇番〇〇ハイツ〇…

ぴったりサブちゃん

平成女鉾清音会の練習。 現在太鼓方は6人。 経験の浅い者から長い者まで、それぞれ叩き方に個性がある。 中でも一番アグレッシブなのは、たぶん私。 囃子は基本、合わせるのが原則だけど、 鉦・笛・太鼓が誰に合わせるかと言えば、太鼓のハナなのだ。 私が太…

4年ぶりの新人

平成女鉾清音会に、新期生候補がやって来た~♪ まずは、鉦つり紐を結ぶところから。 次に鉦を吊る。 そして、鉦すりの持ち方を学ぶ。 で、やっと叩く。 初めての動作に、一つ一つの手つきが初々しい。 太鼓方や笛方は、ちょっと離れて見守っている…つもりが…

祇園囃子奉納2022

晴れ渡った八坂神社で、祇園囃子の奉納。 第一部は、出囃子。 ゆっくりと厳かな曲。 3年ぶりの上に、初めてのメンバーに重要なポジションを担ってもらったため、タイミングが合わず、何度も練習した。 練習の途中、(やっぱり無理かな?)と心配した時もあ…

平成女鉾の祇園囃子

平成女鉾清音会、7/30(土)に奉納する祇園囃子の練習。 祇園祭前後の山鉾巡行を経て、各山鉾町の祇園囃子が身体に染み付いたメンバー達。 自分達の囃子を確認しながら、良いところを取り入れていく。 「緊張します」というメンバーには、囃子の楽しさを、 及…

太鼓のお稽古

平成女鉾清音会の稽古。 週末に出張囃子の依頼があり、思わず力が入る。 10分強の囃子3回目で、手の皮がむけてしまった。 右手の人差し指と、左手の親指。 情けない。 コロナで休んでいる間に、指の皮もヤワになってしまったようだ。 バチを握るのも痛い。 …

嬉しくて震える

平成女鉾清音会、月2回の練習日。 低気圧のせいか、(身体がだるいなぁ)と思いながら稽古場に向かう。 今日は取材もあって、対応している間にちょっとずつ気持ちが上がってくる。 いざ太鼓を叩くと、楽しくなり過ぎた。 「巴・一二三」の曲で、盛り上がった…

ダウンのインパクト

平成女鉾清音会のオンライン会議。 神泉苑祭で倒れたお客さんが話題になった。 himechiz.hatenablog.com メンバーが心配して「次回から、スポーツドリンクを常備した方が良いのでは」 と提案があったけれど Hさんは、来た時からOS-1を飲んでいたのだ。 翌日…

三と八

八坂神社へ、平成女鉾新会長の紹介とご挨拶。 2021年10月に就任した野村宮司は、平成女鉾を建てた10周年や20周年で御祈祷にいらして、祝詞を唱えてくださった神職さん。 石川県七尾のご実家(久志伊奈太伎比咩神社)は、女鉾がお祀りしている櫛稲田姫命が主…

京都の作法

平成女鉾清音会の取材打合せで、某テレビ局の記者さんとお話。 祇園祭の女人禁制について。 女性が拝観することさえ禁じられている山鉾も3基あるけれど 女性の囃子方がいらっしゃる山も1基ある。 記者さん「え?そうなんですか?」と初耳のようだ。 2001年、…

曲合わせ

平成女鉾清音会の稽古。 神泉苑祭に向けて、これまで決まった曲を特訓してきたけれど、 無事に終わって、持ち曲全曲のおさらい。 「一二三」の次に「若葉」を奏でたら、笛と太鼓や鉦のリズムがズレてしまった。 笛に調整が必要らしい。 笛方の動物的な感覚を…

総会2022

平成女鉾清音会の総会。 立候補した会長が信任され、新たな役員体制でのスタート! この数年でメンバーは少なくなったけれど、結束力も強まった。 囃子も運営も、一人一人が積極的に協力して、頼もしい。 私は書記として、ZOOM画面を見ながら、書き書き。(…

マスクで奉納

3年ぶりの、神泉苑祭奉納囃子。 平成女鉾手ぬぐいで作った、お揃いのマスクでメンバー20名が勢ぞろい。 会を応援してくださっている賛助会員さん、祇園祭関係の方々、取材の方々、OG達、芝居関係者、職場の同僚、10年前に練習終わりで通っていた飲み屋の大将…

静御前の舞

794年から造営されたといわれる神泉苑は、 824年日照りの年に、空海が雨を祈って以後、雨乞いの苑となり、 白拍子だった静御前も、後白河法皇の前で舞ったそうです。 源義経の側室になった静御前。 こんなところに、義経ゆかりの場所があったなんて! 折しも…

グルーヴ囃子

5/4(水祝)に迫った、神泉苑祭での祇園囃子に向けての最終練習。 私は再出発しょっぱなの囃子、10時半に太鼓を叩く。 それ以外は役割がないので、練習中、色んな場所で聴いた。 特に今日は、鉦方の近くで、「竹・流し」を拝聴。 チキチン チキチンと繰り返し…

リハビリ囃子

シャバに復帰してから、2回目の囃子の練習。 前回は、自分のかけ声があまりにも出ないので、自分でびっくりした。 喉が、大きい声を通さない。 おへそが、複式呼吸を怖がる。 細々と声を出し、情けない思いをした。 今日はちょっと元気。 全開とはいかない…

唐子の涙

手術後、初めて平成女鉾清音会の練習に復帰。 3月の京都・東山花灯路の出演は、まん防延長で中止になったけれど、 5月の神泉苑祭での奉納囃子が控えている。 平成女鉾清音会の2年7か月ぶりの復活は、ここになる。 私もしばらく休んでいたけれど、K先輩も年明…

東山花灯路出演中止

3/12(土)に平成女鉾清音会が出演を予定していた、京都・東山花灯路の八坂神社奉納が、中止となった。 京都府のまん延防止等重点措置が期間延長されたからである。 私は入院により、参加が叶わず、メンバーに託していた状況ではあったけれど 2年半ぶりの清音…

厚着練習

3/12(土)京都・東山花灯路での奉納囃子に向けて、祇園囃子の練習。 換気のため、窓を開けて、サーキュレーターを回している。 若干厚着なのは、そのせいです。 私は出演する気満々で、これまでメンバーと練習していたのだけれど 急遽出演しなくなったので、…

東山花灯路へ向けて

平成女鉾清音会の稽古。 毎年参加していた、東山花灯路の開催が、今年で最後になるらしい。 灯りで照らされた、八坂神社への奉納囃子もひと区切りとなる。 久しぶりの出演が、それ以上に節目の囃子となってしまった。 全体で15分程度だけれど、思いを込めて…

虎のリズム

平成女鉾清音会の稽古。 鉦方の新人ちゃんは入会してすぐに長期休みが続いたので、囃子がまだおぼろげ。 『虎』という曲を、「チキチン、チキチン」と歌いながら叩いている。 う~・・・、こりゃいかん。 「声を出して叩く段階は、もう卒業しよう」と声をか…

ラスト嵐山花灯路

京都嵐山花灯路へ。 17年続いた、嵐山の冬の事業も、今年で幕引き。 この渡月橋と山の姿も見納めなのかなぁ? 例年、そんなに人通りがなかったのに今年は人出が多かった。 毎年、寂しくて寒いので、法輪寺をのぞいてそそくさと帰っていたけれど 今年はなんだ…

囃子の師匠

平成女鉾清音会の稽古。 囃子の師匠が稽古場に来られた。 「ご無沙汰しております」と懐かしく出迎えると、 「今日はちょっと挨拶に来たんや」 稽古に来ていただけなくなったとのこと。 「せっかくやし、あんたらの囃子をちょっとだけ聴いていくわ」 と、お…

お囃子再開

約2年半ぶりに、平成女鉾清音会、鉦笛太鼓集っての練習再開! 祇園囃子を奏でる感覚を久しぶりに味わい、 身体に刻まれたリズムが目覚めるのを実感しました。 何より皆で息を合わせて音がそろった時の気持ちの良い事! 目標は3月、東山花灯路での八坂神社囃…

ヒデさんの祇園祭

松栄堂ギャラリーでは7/24まで「ヒデさんの祇園祭」を開催中。 www.shoyeido.co.jp ヒデさんは、長刀鉾の太鼓方。 宵山期間中、長刀鉾にお邪魔すると、お手すきの時には案内してくださる。 囃子のみならず、懸想品や鉾本体にも、とてもお詳しい。 なぜか、懸…

新しい囃子

例年なら、7/17は祇園祭前祭山鉾巡行の日。 コロナで今年も山鉾は動きませんでした。 寺町の御旅所まで、保存会の方々が行列したり、 市長さんへ、くじ改めならぬ、くじ渡しをされたようです。 平成女鉾清音会は、今年も八坂神社さんの奉納囃子を断念。 その…