平成女鉾清音会の取材打合せで、某テレビ局の記者さんとお話。
祇園祭の女人禁制について。
女性が拝観することさえ禁じられている山鉾も3基あるけれど
女性の囃子方がいらっしゃる山も1基ある。
記者さん「え?そうなんですか?」と初耳のようだ。
2001年、それまで”自粛勧告”を受けていた女性囃子方について、
当時の山鉾連合会の理事長さんが、”容認の方針”を示し、”届出制”とした。
「禁止する」「認める」とはっきりさせてしまうと、山鉾町が割れてしまう。
理事長さんには苦渋の決断だったらしいけれど
そんな決め方が京都らしい。
山鉾巡行ルートや、前祭りと後祭りの統合と分割、懸想品の通年展示…
変わってないようで、伝統も変化していく。
平成女鉾も粘り強く活動して、いつの間にか定着している存在になれたらいいなぁ。
50年後か100年後には、平成女鉾の囃子方が朝ドラになってるかもしれませんよ。
など話していると、30分の予定が2時間くらい経っていました。