ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

祇園祭の現在と未来

佛教大学歴史学部八木透先生の『祇園祭の現在と未来』講演を聴きに、
佛教大学四条センターへ。

「指定文化財」「世界文化遺産」の指定を受けているとは言え、
祇園祭山鉾行事はこれまでも変容してきたし、これからも変化する。

・後祭りの復活について(巡行路・花傘巡行との関係・警備など)
・放下鉾の囃子方事件について
・女人禁制について
・日和神楽について

祇園祭山鉾連合会理事の大嶋博規さんをゲストに迎え
現在の状況を拝聴した。
山鉾連合会の理事は11人。
12日に記者会見を控えているので、「あんまり言えへんにゃけど・・・」と前置きしながら、
現場としてご存知のことを話してくださった。

ここに書いていいことは、くじ取り式の話。
くじ取り式には市長と京都市文化芸術担当局長の局長が立会うのだけど、今年は局長さんが女性らしい。
奉行の補佐として、くじ改めにも立会われるとか。
最近では各町の行司や副使を女性が務めることもあるし
山鉾巡行の地上では女性への開放が進んでいるのだそうだ。

相撲の土俵には大阪府知事さんでも上がれなかったけれど、祇園祭はちょっとずつ開かれているのです。