ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ムツとネギ

お題に沿って笹屋さんに料理を作ってもらう宴。
蕎麦屋さんなのに、あらゆる手段で提供してくださる。
今回は「オーダー!ムツとネギ」

先付(銀杏・出し巻・鴨ロース)、
鉢物(九条ネギ)までは食べるのに夢中で写真撮れず。

お刺身(ムツ)に舌鼓打ってる時に写真を思い出したので、こんなので失礼。
ムツというのは、お魚です。
黒ムツ、赤ムツ、銀ムツと呼ばれるものがあるらしい。
中でも高級な赤ムツ(=ノドグロ)を用意してくださった。
白身だけど、とろりと溶ける。で後味さっぱり。
こんなお魚の味わい、知らへんわぁ~。

次はムツの焚きもの。
周りにはチヂミほうれん草。
さっきのムツとは違う表情。
甘くて柔らかくて、ホロリとほぐれる。
下にはリーキという太いおネギ。
こちらもトロリと野菜の甘みを添えてくれました。

次は真鱈の焼き物。
お願いした予算では、ムツはこれ以上出せないとのこと。
西京焼きです。
香ばしくておいしうございました。
「家ではこんなにきれいに焼けへんわぁ」と主婦の皆さん口々に。

笹屋さんでは定番の、蕎麦豆腐で箸休め。

の後、かき揚げが出てきました。
下仁田ネギ、赤なんとか、玉ねぎ、リーキなど色んなおネギと野菜・・・何やったかなぁ?
この辺からお酒も進んで曖昧です。

そしてお蕎麦。
ムツのアラで取ったお出汁で30時間ほど煮込んだらしい。
その間、大将はずっとアク取りをしてくれたとか。
魚出汁の風味たっぷり。生臭みはなく。
かき揚げを載せると、また別の味わい。
コクがあるのにさっぱりしていて最後の一滴まで飲み干しました。

ふぅ~。ご馳走様でした。
いつも勝手なお願いすみません。
笹屋さんの、お料理にかける心意気、堪能させていただきました。
このブログ「間違った記事書いとる」って怒られるんやろうなぁ・・・。
大将の厳しさは料理の美味しさに比例するからなぁ・・。