ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

オーダー「ぶりと大根」

吉例 蕎麦處笹屋さんにて、オーダー料理。
今回のお題は「大根と鰤(ブリ)」
大将は、どんなメニューを組んでくれるかな?

1.付出し(からすみ大根・生湯葉・鴨ロース・出し巻き玉子)
大根にからすみが挟んである。
大根からのぞくしょっぱさが食欲をそそります♪

2.レディース大根のクリームチーズ挟み
赤いフチがきれいな大根。チーズとの意外な組み合わせは、なかなかイケます。

3.ぶりの造り
おそらく氷見産のぶり。
かいわれを巻いてある。
「これ、かいわれや~ん」とS嬢が言ったけど、かいわれも大根なのだ。

4.ぶり大根
直球を投げない大将だから、「ぶり」と「大根」と言った時点で「ぶり大根」は出ないと思ったら、裏の裏。
桜島大根?聖護院大根?プリッとしていておいしい。
ブリも味が沁みて2人のハーモニー。

5.ぶりのデミグラスソース+大根もち
変化球、キター!
ビーフシチューならぬ、ぶりシチュー。
ぶりの存在感は、手のこんだデミグラスソースに負けてない。
添えられた大根もちの香ばしさがアクセント。
グルメのA嬢曰く、「香港でも横浜中華街でも、こんなになめらかでおいしい大根もちは食べたことがない。中国人も習いに来たらいいのに」とのこと。

6.ぶりのクリスピー揚げ
大根とトマトのソースかけ。
お題を徹底的に追求しておられる。
外はカリッと、中はひそやかに、ぶり。

7.ぶりのなれずし 
これが一番印象的でした。
寿司と言っても漬け込まれたもの。
鮒寿司みたいに、麹で発酵させている。
本当はかぶらで挟むそうだけど、お題にこだわって大根で。
しっとりしたブリは、日本酒とよく合う。

8.おろし蕎麦
〆はおろし蕎麦でした。
かいわれがピリリと効いて、さっぱりおいしい。

冬の魚と野菜を堪能しました。
つたない彦麻呂でかたじけない。
このブログを見て、大将は「全然間違っとる~」って言うんやろなぁ。
また解説を楽しみに。
イデアと腕を凝らして、ありがとうございました。
ご馳走様でご機嫌様!