ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ヒラカタ・ノート

強者どもが、夢の後

今日は仕込み。おかげさまで、たくさんの助っ人に来ていただき、舞台は組みあがりました。ありがとうございました。食事は炊き出し。昼は京風カレー、夜はテリヤキ丼に味噌汁。板橋薔薇之介君が腕を振るった。うまい。でも予定分では足りず、劇団員はコンビ…

アクシデント

自主練習中に、負傷者が出てしまった。皆さん、体を酷使しているからね。壊れやすいんです。そのまま車椅子で運ばれて、全治2週間と診断された。2週間たったら、公演終わってるんよ~。で、彼女の抜けた穴を埋めるための段取り変えと、稽古。一番悔しいのは…

COCON KARASUMA

「ヒラカタ・ノート」の会場、京都芸術センターから徒歩5分、四条烏丸に、新しいビルがオープンした。COCON KARASUMA(古今 烏丸)インテリアやお香、カフェ、ダイニング、映画館と、センスのいいお店が集まっている。今日はそのオープン日。プレミアムグッズ…

発明品

舞台スタッフの清水さんが開けた箱。これ、何だと思う?プロジェクターの光源隠しだそうです。電動で、この、丸いとこが動くんだって。ほんで、画面を隠せるんだって。なんて原始的な発明品。そして、大がかり。業者さんが作ってくれたらしいんやけど。音が…

上演時間

通してみたら、1時間50分だった。ごまちゃんは、1時間20分に納めたいらしい。でもって、短縮の稽古。短くできるところは、とことん短く。私は、早口の稽古。噛むと、村上慎太郎君(電視游戲科学舘)にネチネチ言われる。だから、がんばる。

台本読んどけ!の巻

11/30は第一回の通し稽古。前日から、緊張が高まる。0:05 「お疲れ様です」と門脇氏からメーリングリストが回ってきた。明日は通しです。特にコロスの人は、段取り確認も含めてちゃんと台本読んどけよ!と、大木隊長が言っておりました。一つ山なんで、頑張…

稽古場ラフスケッチ

今日はニットキャップシアターの稽古場日記が巡って来る。と言うわけで、下書きを書いてみる。ターゲットは、ごまのはえ氏だ!!@@@@@@@@@ニットキャップシアターのエマニエル坊や、ごまのはえ君は今日も澱んだ目をして稽古場にやって来ます。ごまちゃんがやっ…

たまもの

今日は稽古中、「ブラボー!」と立ち上がりそうになった。いやね、本当に進歩してるんですよ。中には初めて舞台に立つ人もいるんだけど、訓練の賜物が表れてきてるんです。演出も言ってたけど、こういうのって、上手な人が集まってもダメなんです。訓練を重…

ライブがはねたら

「ヒラカタ・ノート」の仕込みの人員が圧倒的に足りない!!このままでは、舞台を作るのに何日もかかってしまう。とのことで、前回共演した、岩井太郎君に出動要請してみた。太郎ちゃん「今から、原田博行さんのライブ打上げなんですよ」太郎ちゃんと原田氏と劇…

王様と私

今回、ちらしに載っているもう一人の客演窪木亨さん(電視游戲科学舘)は、クボキング→キングと呼ばれている。「ひめ」と呼ばれている私としては、気になるところだ。王族の呼称つながりだからだ。遠国に暮らす、会ったことのない”はとこ”みたいな親しさを感…

字画

大木湖南氏がまた頭を抱えている。自分の字画が、29画だと思っていたのに、28画しかない事に気がついたそうだ。一画増やさねばならない。そうしないと、”木村拓哉”や”松田聖子”とおなじ画数にならない。大木湖南に一画たすとしたら、太木湖南か犬木湖南か大…

自分、自分、自分

ニットキャップシアターの稽古場では、時々自分の深遠に向き合わされる事がある。先日は、形容詞と形容詞からイメージされる言葉を書き連ねた。「暖かい」と「けばけばしい」で「コタツ布団」とか。「楽しい」と「たっぷり」で「カルピス」とか。「コタツ布…

新・台本

台本の新しい書き直しが来る!なのに、原本とコピーを持った板橋薔薇之介君がなかなか来ない。どうやら「スピード違反でつかまった」との情報が。到着した薔薇君は、ヨレヨレだった。「1万5千円払うくらいなら、服役しますよ」と言っていた。薔薇君が持って…

段取り整理

次回公演「ヒラカタ・ノート」は、段取りがたくさん。昨日やってみると、案外ボロボロだった。演出はついているが、皆が混乱しているのだ。「ようし、ここはA型の出番や」と、大木湖南氏と門脇俊輔氏が張り切りだした。段取りを着々と整理しだす。だがどうや…

ごま君ご満悦

今日は、OMS戯曲賞大賞受賞お祝いの会。居酒屋わやのおかみさんや常連客の皆さんが催してくれたのだ。「愛のテール」で共演した役者やスタッフが揃った。「世間に、僕の生きるスペースが、少しだけ見つかりました」と、ごまのはえ氏の授賞の言葉。ところで、…

一般のお客さんに薦めてみた

チケットを買ってもらおうと、京都在住の女性(公務員、子一人)にチラシを渡した。「へぇ、『ヒラカタ・ノート』っていうの?」ーはい。「枚方の話を京都でやるの?」ーはい。ヒラカタに巨大な団地があって、あの辺が舞台なんです。「昔、近所の人が枚方に…

なべっつ観察記

ニットキャップシアターの渡辺瑞穂さんは、デカイ。小ぶりなメンバーが多いニットキャップの中で、異彩を放っている。今日は、床にダイブする自主錬をしていた。渡辺さんのジャージはチンチクリンだ。床でチュルチュル言わせながら何度も倒れこんでいた。彼…

キャベツ鍋大会

稽古後、我が家で鍋大会。坂口氏、劇団衛星の岡嶋氏、ニットキャップシアターの面々が集結した。コックピットのお疲れ様と、ごま氏の受賞祝いと、12月公演の成功を祈って。夜中はなんだか役者談義になって、真剣なしゃべり場と化した。岡嶋君がどんどんキリ…

ぬっくん

犬飼君が稽古中に大変なことになった。私は腰が砕けた。稽古中に生理現象は色々あれど、あんな申請は初めて聞いた。たぶん食後だったのと、演出にちょっと褒められたのが原因・・・かなぁ。稽古終了後、来京している温水洋一さんと飲んだ。今日の事件を話したら…

稽古見物記

劇団の稽古場日誌がちゃんとあるので、こっちでは控えようと思うのだけど、生活が稽古漬けになると、どうしても稽古の事を書いてしまう。今日は板橋薔薇之介氏の稽古が面白かった。「孔雀のように」「激痩せした中尾彬みたいに」「もっと激痩せして!」「BOOW…

ピンチはチャンス

今日は、「ヒタカタ・ノート」をスタッフの方に、ざっと見てもらった。まだ、通しと言える段階ではない。イメージイメージイメージを伝えるのって、完璧になってない間はとってもはがゆい。連日ごまのはえ君の話題で恐縮だが、ニットキャップシアターHP(htt…

OMS戯曲賞

未確認情報だが、いいニュース!ニットキャップシアターのごまのはえ君が「愛のテール」でOMS戯曲賞を受賞した!(たぶん)今日の夕方、誰かからメールが入った。そのままコピーします『やった とれたり!うれしいなり!』とのことでした。嬉しいですね☆との…

鮭のおにぎり

ニットキャップシアターの松岡純子ちゃんが、おにぎりを山盛り持ってきた。「食べてくださいね~」と、とても勧めてくれた。でも自分は、買ってきたパンを食べていた。食べている純子ちゃんをじいっと見つめていると「あ、おにぎりには悪いものは何も入れて…

ふんどし

今日の稽古は、男優達の裸を見ながらだった。劇団員は去年「愛のテール」で褌姿を経験しただけあって、潔い。褌といえば、昔、私がちょい役で出演したドラマの撮影所でこんな事件があった。井戸端で水ごりするシーン。某主演男優が褌姿になることをボイコッ…

青いフリース

ニットキャップシアターの高原さんに、服をもらった。青いフリース。高原っちは「衝動買いしたんだけど、細身なので着れません」と言っていた。嬉しい。ぬくぬく。特殊な体型をしているとこんな時、得だ。PUMAのマークが、袖の内側にひっそりついているのが…

前のめり

どうせ死ぬなら、前のめりに倒れよう。今回の公演について、演出のごまのはえ君が言った。まだまだ模索に模索を重ねている最中だ。今回は特に、出演者の細かな連携が重要。なのに熱心に参加していた一人が、のっぴきならない理由で不参加になってしまった。…

マグマ稽古

今日は昼の1時から夜10時まで、みっちり稽古。今は、シーンに合わせてどんな動きがバシッと合うか、試行錯誤の最中。作っては崩し、作っては崩し。すわ、ニットキャップ、アクロバット劇団に転向か?なんて稽古もあり。「う~ん、どうしようかなぁ」と煮詰ま…

台本完成

「ヒラカタ・ノート」にエンドマークがついた。昨日一度読んだそうだが、私は初めて読み合わせをした。泣いた。読後、劇団員が小道具の話をしている横で、こみ上げる涙をこっそり食い止めた。今回は、エロ&センチメンタルだそうだ。稽古後、台本完成を祝っ…

S大学の野良猫

今日はニットキャップシアターの稽古に参加。でも、勘違いで早く着きすぎた。6時からなのに、1時に精華大学に来てしまった。精華大学は京都のはずれにあるので、一旦帰るのは結構ツライ。しばらく猫と遊んだ後、大学の図書館で時間を潰した。ここは漫画学科…