ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

生涯で好きな役

先日、編集長さんと話していて

「これまで演じた中で、一番好きな役は何?」と聞かれた。

とっさに「伊丹の物語プロジェクト『さよなら家族』の房子かなぁ?」と答えた。

ふ~ちゃんは、ちょっと意地悪だけど、いざという時には助けに来る、主役の親友。

退場してから舞台袖で毎回泣いていた役だった。

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編集長さんと別れて床に就いてから、これまで演じてきた役が浮かんできた。

スクエア『ワンサ』の堂岡福美さんも滅茶苦茶楽しかった。

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ニットキャップシアター『愛のテール』のおかんも充実した。

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マジックラジオ『そこから幽霊はやって来た』も心霊現象が起こるくらいの集中度だった。

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劇団そとばこまちなら『平熱マン』の看護師さん、歩くだけでクスクスしてた。

下鴨車窓『建築家M』の村長の奥さんや

もちろん石原正一ショーの由紀さおりさんだって、

あれもこれも、これまで演じてきた色々な役を思い出すと、(好きな役やったなぁ)と、目がさえてしまった。

 

私にとって、演じるとは、ゾーンに入る感覚。

ものすごく集中して、なおかつ客席からの手応えが感じられると、良い舞台になる。

おまけに歌があると、最高。

そんな感覚をたくさん味わせていただいて、幸せな人生やなぁ。

でも、今夜は早く寝たいよう。