ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

最初は嬉しかったけど、今はいい迷惑です。

芝居から足を洗う人は、これまでたくさん見てきた。

この世界で
「私、才能ありますか?」と聞く人は

「芝居の才能というものはない。続ける能力が才能だ。」
と答えられたものだ。

ただ、続ける才能と共に、辞める才能もあると思う。
特に長く続けた人の場合。
よっぽどの決心が必要だもの。

大林剛志氏は、このたびお芝居を辞めてひっそりと岡山に帰る決心をしたらしい。
(寂しいな)と思うと同時に、(よく決めたな)、と尊敬する。
私の知らないご事情もおありなんだろうけど。

でも大林氏、坂口修一氏のおかげでひっそりと辞められなくなったようだ。

坂口修一二人芝居
「さようなら、大林さん(芝居のタイトルではありません)」
最後にどかーんとひと花咲かせましょう~!
僕が華々しくプロデュースしてみせます!


だって。

せっかく決心したのに、引退公演が楽しすぎて
やっぱりやめられなくなるんじゃないか、ちょっと心配です。