浄土真宗は、「お清めの塩」を使わない。
故人は「お浄土の仏さまになった」ため、
死は穢れ(けがれ)と考えないそうだ。
神社には別の考え方がある。
「けがれ」=「気枯れ」にも通じ、
身内が亡くなったことによって気が弱くなっている状態を言うそうだ。
「清め塩」はそれを補う、満たす、という意味で用いるらしい。
そもそも気を充実させる「禊(みそぎ)」は神聖な海で行うらしく
もしかしたら海=塩は、そのアイテムとして使われるのかもしれない。
(by 友人)
その友人がこれ(上の写真)をくれた。
西国三十三ヶ所の第五番、紫雲山 葛井寺の吉祥塩だ。
葛井寺は「ふじいでら」と呼び、藤井寺市の由来にもなったとか。
実は私も塩の話を聞いてから、持ち歩いていた。
アンデス高地の塩。
ペルーに旅行した友達が、年末にくれた塩だ。
ペルー塩は茶色くて粒も大きく、少し甘みを感じるが
葛井寺塩は真っ白でサラサラ、塩辛い。
迷ったが、どっちも持ち歩く事にした。
いつでも相撲を取れるよ。
ミネラルも補えるよ。