ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

くのいちへの道

「着物で動く講座~くのいちへの道~京都編」を受講しに、永運院へ。

すべての動作は、エロを目指す。
ただし、斬りつけられないように隙は見せない。
講師は、明神慈さん。

まずはプルプル船で体を柔らかくする。
足の裏に肉球を感じ、
誉められても体が堅くならないように
ほめあいながら肉球を鍛える。
3本目の足をイメージすることによって体に軸を作り、
上半身は柔らかく、お母さんに甘えてみる。
手を使わず静かに座る座り方、立ち方。
物の見方。空間の感じ方。
ハンカチを拾う時に、着物を地面につけないしゃがみ方。
それを発展させた、早乙女(田植え)の完成形。
腕を後ろ手にしばりあげ、股に着物をはさんで鬼ごっこもした。
美女が10人、大変エロい光景だった。
そこから膝と膝がエロエロ合戦を行いながらも
上半身は何気ない様子をふるまう歩行姿勢を開発。
そして振り返り方。
峰不二子の体得。

着物の中に秘密を持つこと。
それがエロの第一歩らしい。
3時間に及ぶワークショップは、着物美女で戯れている間に終わりました。
何より明神さんの説明が独特でおもしろかった。

終了後、生徒の一人が
「くのいちって、着物じゃないですよね?」と言った。
やや!ほんまや!