図書館での事件。
カウンター当番が事務室に来て「第3閲覧室でドライアイスみたいな煙が立ち込めているそうです」と言うので、急ぎ2階へ。
部屋が煙で白くなっていた。
燻製のような臭いも立ち込めている。
第2閲覧室と第3閲覧室の扉を閉めて、窓という窓を開ける。
原因のカバンは、1階の東出口に移動されていた。
メンテナンスの方と職員のH氏がカバンの中身を出していた。
焦げた電子機器と、火花を散らしているティッシュ。
「これ、スマホですか?」と素手でひっくり返そうとして、熱いのにビリビリ。
火ばさみでひっくり返すと、充電器でした。
カバンの中に、持ち主を示すものは見当たらず、あきらめて事務室へ帰りがてら、ロビーにたむろっている学生に「心当たりない?」と聞くと、「僕かもしれません」と腰を上げる学生が。
焼け焦げた諸々を見て「マジか~」「マジか~」と繰り返している。
どうやら何もしていないのに充電器が発火し、カバンのポケットと机を焦がしたらしい。
じきに消防車が来て、現場検証を始めた。
学生に、こと細かに事情聴取を行っている。
その後、第3閲覧室を開館するかどうかで賛否があったけど、結局23時まで通常開館した。
残り煙が立ち込める中、消防隊員が出入りする中、一人、耳栓をして将棋を自習する学生がいたからだ。
私は髪や服に臭いが染みついて、一瞬も我慢ならなかったけど、すごい集中力やわ~。