大阪弁が飛び交う、ホームコメディ。
手作りの客席に「足が痛くなるかも」と言っていたおばちゃん達も
開演したらゲラゲラゲラゲラ笑っていた。
お話も面白かったけど、今回の公演には別のレイヤーがある。
この公演をもって劇団員の平本氏が役者を引退するらしい。
15年続けた”やりたいこと”にひと区切りをつけて、次の仕事に向かうそうだ。
芝居では、夢を追うことについて、
高校生や、親や、家業を継いだ青年の立場からメッセージが発せられていた。
そんなやり取りを聞く平本氏の顔を観るだけでも切ない。
最後は劇団員の後輩に、エールを込めてお尻をはたかれていた。
こんな脚本をプレゼントするなんて、イキな座長だわ、岡部尚子嬢は。
そして平本氏、これからも劇場で違う形でお会いできるのを楽しみにしていますよ！
