ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

早逝

劇団関係者がSNSで「訃報にショック」とつぶやいていて
(東京の役者さんかな?)と思っていたら、空晴の平本っちゃんだった。

え???
うそでしょ・・・

真っ直ぐで気のいい青年だ。
スラリと背が高くて、爽やかで、人懐っこい。

天王寺を歩いていると、
「ひめさん、こないだのお芝居、無茶苦茶面白かったっすよ。あの役、すごかった~。笑った笑った」
と大きな声で話しかけてくれた。
後ろにその芝居の共演者がいたので
「あ・・・ありがとう」
と素っ気ない態度を取ってしまったけど、今でも嬉しい出来事として、覚えている。

最近会ったのは、昨年11月、空晴の公演
「久しぶり。元気?」と聞いたら、ちょっと沈んだ顔をしていた。

体調が悪いことを知らなくて、ごめんよ。

でも、う~ん、まだ信じたくない。

私の記憶には、元気な平本っちゃんがまだニカーッと笑っている。
空晴の皆さんも、公演直前に、さぞかしショックなことと思う。
まずは公演を無事に開けられますよう。
きっと平本っちゃんも守ってくれるから。ご冥福は、その後に祈るから。