ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

人生のフィルター

朗読講座、5回目。
発声練習を兼ねたゲームで、皆さんずいぶん仲良くなった。
今日は『葉っぱのフレディ』の読み込み。

読み方をアドバイスしているうち、生命の話になった。
受講生の方々が口々に自分の経験や考えを語ってくれた。
「私は若い頃に病気をして・・・」
「私は看護師という職業柄・・・」
「私はお見合い結婚で小姑が3人いて・・・」
なんだか「生命倫理」や「哲学」の授業みたい。

自分の声、経験、考え方
それぞれのフィルターを通した朗読がある。

「あなたが声を出す、というだけで十分に価値があるのですよ」
私が伝えたいのはそれだけ。

余計な緊張をしたり、うまく読もうと力んだりせず
リラックスして心を開ける発表会になれば
みなさんの人生経験で味わい深く内容が伝わるはず。

それでこその、熟年朗読アカデミーだもんね!