ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

第2期京都熟年朗読劇アカデミー卒業公演

第2期京都熟年朗読劇アカデミー卒業公演

対象を熟年に限定して良いことは、すでに皆さん様々な経験や半世紀以上使ってきた声をお持ちだということです。
第2期生を迎えて、最初の自己紹介で、「うまくなりたい」という意気込みを強く感じました。
私にできることは、その個性をのびのび生かしてもらうこと。
そのために今回はニックネームで呼び合ったり、ゲームをすることから始めました。

ゲームをしているうちに、最初、緊張しておられた皆さんの素顔がうかがえ、
声も、途中から驚くくらい芯が太くて伸びの良い発声ができるようになりました。

その上でキャラクターや読み方を見て、キャスティングしました。
ここでしか実現しない、すばらしい作品ができたと思います。

100万回生きたねこ」も「葉っぱのフレディ」も死を扱った作品ですが
生きることの意味を考えさせられます。
このメンバーの声と経験から発する朗読、
お客様も想像力を発揮して受け止めてください。

と、講師挨拶をしました。