ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

トロイの木馬

今日はトルコ人のお友達、チェヴィッキ・オズグュールさんを祇園祭に案内する。

オズさんはイスラム教だ。
山鉾の懸想品には、モスクを描いたものもある。
日本の祭は、色んな宗教を享受するよ、と見せたかったのだ。

放下鉾の見送り「バクダット」はまだ飾られていなかったが
オズさんは鯉山のタペストリーに感動していた。
ここに描かれているのは、「トロイ戦争」
「トロイとは、トルコの事です。この戦争の時、木馬にやられたのです」
と、興奮していた。

モスリムやクリスチャン、仏教徒祇園祭を色んな人に見てもらって世界平和に貢献しようと思ったけれど、
なぜか昔の戦争を思い出させ、熱くさせてしまいました。