ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

さよなら家族

サンキュー家族

「さよなら家族」の全ステージが幕を下ろしました。 ご来場いただいた皆様、遠くから気にしてくださった皆様、ありがとうございました。 「事実は小説より奇なり」と言うとおり、実際に生きた方々のお話は考えているよりドラマチックです。 「まさか生きてる…

「さよなら家族」楽日

終わるのが惜しいけれど、今日は最終日。 ありがたいことに日々、当日券のお客様が増えているそうです。 お芝居を観慣れた方が「傑作だ」とツイートしてくださったり お芝居を観たことがない方がお知り合いの評判を聞いて「アイホールってどこにあるんや?」…

伊丹の方々

「さよなら家族」の中日には、アフタートークがありました。 写真を提供してくださった伊丹在住の新田さんご夫妻が登壇されました。 実家からお嫁入りした時の写真 姉妹で晴れ着の写真、 子供達を家の前で遊ばせている写真 何気ない日常生活の超個人的なショ…

「さよなら家族」初日

初日が開けました! 今回は、ヘアメイクに殊の外時間がかかります。 20代から60代まで、七変化しますが、同じ人物です。 中村玉緒さんくらい、変われたらいいな。

鳴く虫と豚まんの季節

「さよなら家族」本番前日。 構想は3年をかけたけれど 集大成の公演の稽古は、7月末から始まりました。 お盆の頃は蝉がシャーシャー鳴いていたけれど 今は鈴虫やキリギリスが伊丹のあちこちでリンリンと鳴いています。 「鳴く虫と郷町」という催しだそうです…

町の守り人

その昔、電信柱は木製だったのですよ。 今はコンクリートやねぇ。 それさえ、埋立ようとしているねぇ。 「さよなら家族」の舞台セットには、木製の電信柱が使われています。 足場になっていたであろう、穴も空いています。 セットなのに、重いのです。 重い…

昆陽池の島

伊丹にある、でっかい昆陽池。 この池には島が浮かんでいるそうだ。 その形は何でしょう? 伊丹大使の銀シャリ・橋本直さんがテレビでクイズを出していた。 答えは・・・ジャジャーン 東京行きの飛行機から見えました。 パッと見て、”日本地図”と分かりまし…

ファッション史

「さよなら家族」の衣装担当は、大野知英さん。 いつも大胆で素敵な衣装を誂えてくれます。 今日は衣装合わせ。 これで役作りがずいぶん膨らみます。 私の役は神戸のお洒落な女性! 1955年から2017年のファッション変遷もお楽しみの一つですよ。 写真は先日…

オトナの楽しさ

歌のレッスン。 演出ごまのはえ氏から注文。 「楽しく歌ってください。 ただし、その楽しさは、 『みんなで打上げだ!朝まで飲むぞ~!』の楽しさではなく 『飲み会に合流せずに、一人で帰る。あぁオレも大人になったなぁ』 と、しみじみ感じる楽しさです。…

ゾウの相撲取り

猪名野神社に飾られていた絵が不思議だった。 象の頭をした、相撲取り。 書いたのは2006年で、地元の美大生のようだけど、異様だ。 確かに土俵はあった。 でも象の意味って・・・? 「さよなら家族」には、象も登場します。 あの話と関係・・・あるのかなぁ…

古写真と今の町

アイホールのインタビューにあるとおり、 「さよなら家族」は、市民が持ち寄った町の風景の写真から出来ている。 写真をきっかけにエピソードを取材したから、本当の話が元になったドキュメンタリーっぽくもある。 出演者で、写真を手がかりに、町の探索をし…

清酒の発祥地

稽古後、出演者達と伊丹の酒蔵通りへ。 「老松」という酒蔵さんが、1杯200円で原酒の試飲させてくれるようだ。 紙コップになみなみと注いでくださった。 伊丹は、清酒発祥の地と言われているらしい。 灘より古いんだって。 江戸時代の番付表に、伊丹の「老松…

デュエット

次回公演「さよなら家族」では、歌も歌います。 物語に合わせた、昭和歌謡。 懐メロは、心にスーッと入ってきて、じんわり沁みますね。 今日は歌唱指導に塩崎先生がいらっしゃり、ピアノに合わせて ♪ナーナーナーナーナ♪の発声練習。 男性4人のカルッテット…

マイムの視点

「さよなら家族」ではパントマイムもやる。 いいむろなおきマイムカンパニーのいいむろさんが監修してくださる。 フランスで修行したマイムのプロだけれど マイムマイムせず、演劇とマイムの、ちょうどいいバランスを見てくれる。 マイムの世界では、火が燃…

早春

「さよなら家族」で、私は20~60代の女性を演じる。 20代はOL。 甘酸っぱい恋愛もちょっこし。 イメージは小津安二郎の映画、『早春』だとか。 参考に鑑賞。 昭和20年代の会社員たち。 タバコもくもくの中で働いたり、同僚でピクニックに行ったり、仲間同士…

今際の際

「さよなら家族」の稽古。 家族の話だけれど、私にとっては、女の友情物語でもある。 親友が生死の危機にさらされている時、何をするか、という話を演出や共演者とした。 じたばたするかな? 人生の懺悔とか始めるかな? 祈るかな? 結局、いつものように過…

立ち飲み豆乳

「さよなら家族」は、お豆腐屋さんが主人公。 なので休憩時間に、稽古場ご近所の豆腐屋へ。 昔ながらの、水に沈んだ豆腐たち。 パックはされているのね。 夕方だったので、ほとんど商品はなかったけれど、豆乳をいただきました。 キンと冷えた、ワンカップの…

次回出演

次回参加する舞台稽古に合流。 「地域とつくる舞台」シリーズとして アイホール主催で3年がかりで形にしたものの、集大成。 私は昨年(2年目)の短編集『イタミノート』を観劇し、懐かしくてほのぼのした気持ちになったお芝居です。 ぜひぜひご予定くださいま…

伊丹の物語

同窓会の夜は、次回作品の顔合わせで、伊丹AIホールへ。 伊丹AIホール主催「地域と作る舞台シリーズ」という企画で、 ”様々な歴史が折り重なった伊丹の街を、演劇という手法を用いて紐解きながら、三年間をかけて「伊丹の物語」を創り上げていくプロジェクト…