ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

伊丹の方々

「さよなら家族」の中日には、アフタートークがありました。
写真を提供してくださった伊丹在住の新田さんご夫妻が登壇されました。

実家からお嫁入りした時の写真
姉妹で晴れ着の写真、
子供達を家の前で遊ばせている写真
何気ない日常生活の超個人的なショットが
当時の暮らしをよみがえらせるための、色んな鍵になります。

舞台をご覧になって、大きな飛行機の音に、記憶が呼び戻されたそうです。
あんまり大きいので、仕事中電話が聞こえなくて困ったこと
奥様は、赤ん坊をやっと寝かせつけて買い物に出かけたのに、飛行機の音で目覚めてしまい、大きな声で泣いてご近所に迷惑をかけたお話などしてくださいました。

「さよなら家族」の物語はフィクションだけど、
ホンモノの話が交差して、立体的な世界が浮かび上がるのです。
伊丹を知らない人達にも、懐かしい気持ちにさせる作品です。