ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

梅南座で大衆演劇

本日観劇する大衆演劇は、劇団大川。

九州の劇団だとか。

南座の入り口。

停めてある自転車のかごから、野球中継が流れています。

客席はこんな感じ。

飲食は自由。

壁には役者さんのタペストリーや、これまで上演した劇団の大入り袋が貼ってあります。

30人入ると大入御礼、倍だとダブル、トリプルと大入り袋が増えるそうです。

チケット代は1600円。座布団つき。本日は群舞特集で+200円。

1部はお芝居。本日の演目は「ある男の詩」

生き延びた国定忠治と追って来た子分のやり取り。

忠治だと言うなら斬る、乞食として小判を拾えば見逃してやるという、親分の誇りや子分の愛憎渦巻く、機微の細かな物語。

越後獅子の子供たちが「おとっちゃ~ん」「おかっちゃ~ん」と呼ぶ切ないシーンもありました。

役者さんもお客さんも、ダーダーと涙をこぼしておられました。

 

その後、口上タイム。

役者さんがトークを繰り広げます。

犬が2匹登場。リク君とホクちゃん。

リーダーの美穂さんが産みの親だとおっしゃっていました。(ちょっと似てる…)

花のレイや飾りなど、1つ1000円で売っています。

ワンちゃんのおやつ代として、お客さんが首に下げた袋に入れていました。

後半の舞踏ショー。

照明はムービングライト。ピンは2本を使いこなします。

推しに、手紙や現ナマをクリップで挟むファンもいらっしゃいます。

かつらは大概、前髪が立ち上がっています。

もう、どれも正解な気がします。

群舞はチラ見している人がいるので、誰がリーダーか、大体わかってきます。

途中、当たり前体操が入りました。

口上では「おもろない」と言われていた孝也さんも、踊りはビシッとしています。

革ジャンに着物スカートというファッション、新しいかも。

若い子はマットみたいなメイクです。

座長さんの色気はすさまじいものがありました。

表情がコロコロ変わる、目線が遠くから急に近くなる、不意に手を叩いたり結んだり、大きな動きはないのに、惹きつけてやみません。

魅せるところはビシッとキめます。

三度笠もあり。

2階で、バタバタ走り回っている足音も聞こえます。

皆さん、着替えが大変なんやろなぁ。

「艶色THE NIGHT CLUB」で幾度目かの座長登場!

羽のフードにスケスケ着物がセクシー!

客席まで降りて来られます。

後ろ姿はこんなに、スケスケ。

全員、黒いきまたを着ておられます。

たっぷり3時間!

これはファンになるわぁ!

(ちなみに明日は4時間のサービスロング上演!その後、ご来場のお客さんと食事会が開催されるそうです)

 

劇団大川は、劇団員が8人。

男性3人、女性5人。

5人の女性には、14歳と18歳も混じっています。

全員が血縁関係ではないそうです。

12歳で入団したメンバーもいるとか。

イマドキな学校事情も伺いました。

ザ・異世界

とっても刺激を受けました。