ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

福喜多さんちの三兄弟

劇団925の旗揚げ公演を祝いに
日本橋のin→dependent theater 2ndへ。
ここの座長は中西邦子嬢。
劇団そとばこまち時代の後輩である。

彼女がそとばこまちを退団し、新しい劇団を立ち上げると聞いた時は驚いた。
劇団員の世代が変わっていく中、
そとばこまちの大黒柱として、
先輩からも後輩からも頼りにされる存在になっていたもの。

気配りの細かい、しっかり者の邦ちゃん。
第一回の演目は「福喜多さんちの三兄弟」
その人柄の出た、ちゃんとした舞台でした。

まず舞台美術がしっかり建て込まれている。
キャストに男前が揃えられている。
スタッフも手伝ってくれる人手もお客さんの動員も
がっちりと準備万端。

さすがやな~。
劇団時代に培った事を、ちゃんと生かしている。
自分のやりたい事も実現させている。

生瀬座長期に鍛えられたそとばこまちの役者として、口伝された技がある。
それは今回、秘匿されていた。
コメディエンヌとして使える球やからね。
そんな球を使って、またキャッチボールしようね。