ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

劇団時代の規則たち

劇団そとばこまち時代の座長、生瀬勝久氏より「京都に来てます」とのメール。
急遽観劇予定をキャンセルして(ごめんね、必ず行くからね)、待ち合わせ。
「せっかくなので、昔のアトリエのあったところを見てみましょうよ」と
懐かしドコロ巡り。

でも生瀬さん、「覚えてない」とおっしゃる。
えぇ~?大丈夫ですか?
あの喫茶店は?
あのランニングしたコースは?!
あのホカホカ弁当は?

とは言え、町もお店も随分変わりましたもんねぇ。

当時の劇団員、福山しゅんろう氏も呼んで、3人で夜中まで語る。
生瀬座長の日々は、個人的に注意された事も含めて、色々規則があったのだ。
一、挨拶は明るい顔で!
一、稽古中はピアスをしない!
一、一人練習禁止!
一、夜ご飯にパンは禁止!
一、自転車に乗る時はイヤホンをしない!
一、風邪をひかない!

記憶喪失の元座長は「なるほどええこと言うてるなぁ~」と自分で感心していた。
いやいや、理不尽なものもありますよ。

「そう言えばこんな事で愚痴ってましたねぇ」と当時の悔しい話も全く記憶にないようだ。
「俺はこれまで、人生を自分で決めて受け入れてきたから、全く後悔がないんやな。だから覚えてないんや。」とおっしゃった。
さすが、我らが師匠だ。

でも、最近は相当にハードな日々で
一、風邪をひかない
とか、言ってられないみたい。
体に気をつけて、これからも活躍してください。