ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

おでん君fromアメリカ

NY在住の義弟が来日。
ミッションを帯びて実家にやってきた。

今回のミッションは「おでんを作る」と「スカイプを設定する」ことだとか。
母と3人で駅前のスーパーに行き、買い物をする。

去年、父の葬儀終了後の何日か、食べていたのは義弟のおでんだ。
私にとっては「おでん革命」と名付けたい日々だった。

それまで、家では「おでん」を「関東炊き」(かんとだき)と呼んでいた。
「関東炊き」はギトギトして、すぐに胸やけがした。
そんな食べ物だと私は思っていた。

義弟は家で一番大きな土鍋に、がっぽり作る。
コツは、油抜きやね~。
面取りや下ゆで、
ちょっとした手間を惜しまないことやね~。
デザイナーなので、見た目も芸術的。
(こんなに食べられないよ~)と思うが、1種類ずつすくっているうちに、
あっと言う間に空っぽになっている。
できれば、父さんにも食べさせたかったな。

ほんま、アメリカから、御苦労さんのご馳走さん。