ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

友達

Sundayの『友達』を見に、伊丹アイホールへ。
阿部公房の原作。

見知らぬ人々9人が突然独り暮らしの家に押しかけて
占拠してしまうお話。

友人や家族のように親切を装うのだけれど
独身の青年は少しずつ追い詰められていく。

真綿で首を絞められるような
湿ったお布団で寝ながら悶々と苦しむような感覚でした。

公園で彼女と待ち合わせするシーンでは
家族達があることないことを吹き込んで、面白くなってきました。

影を使ったり、ダンスがふんだんに用いられていたり、絵がとてもきれいでした。
最後に鳥かごに閉じ込められた主役と次女のシーンが印象的だったなぁ。