ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

黄金風景を読む

朗読継続講座のおさらい会。

今回は、太宰治の『黄金風景』
講師朗読として、スーザン・バーレイ『わすれられないおくりもの』
最後に全員で、村岡恵理『タンポポの目』
を読みました。

会場は北大路堀川のTAMARIBA。

夜なべして作ったBGMが、
音響設備により使えないと分かった時は愕然としたけれど
「これは皆さんの俳優力で惹きこむしかない」とがんばっていただきました。

そこからの受講生さんの対応力の見事なこと!
結局、開場の有線は止めることができ、用意したBGMも使え、とても集中力のある朗読会になりました。

聴きに来られたお客様が目をつぶって想像している様子が楽しかったです。

受講生の皆さん、それぞれお家でも稽古を重ねておられたようで
「最初は暗いと思っていた話に愛着が出てきた」
「読んでいて泣きそうになった」などと感想があり、
短編でも奥深い作品には力があるなぁと実感したのでした。