ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

土下座する007

ダニエル・クレイグが演じる007の『No Time to Die』を観に、京都駅の映画館レイトショーへ。

コロナウイルスの影響で1年8か月、公開を延期した作品。

先月、前4作を予習しておいてよかった。

15年かけた5作を一気に見たから、登場人物に見覚えがあって、ストーリーがなんとか理解できた。

 

・Qと初めて会った時は、若いナヨっとしたオタク君だったのに、今回見たら、結構年季が入っていた。MI6で苦労したのね。

・細菌で世界的大量殺人を狙う、という筋がコロナを連想させなくもない。まさかコロナも特定の遺伝子だけ狙うウイルス、とか⁈

・悪役サフィンは日本好きなのね。能面つけて登場するし。でも本物の能面の方がシンプルなんやで。怖さ倍増やで。

・そのサフィンのアジトは庭や応接間も日本風だった。無機質な和室で上座に座るサフィンに向かって、ジェームズ・ボンドが「アポロジャイズ」と土下座をした。一瞬、半沢直樹的展開と見せかけて、ピストルを抜いて撃った。日本では考えられない行動や。

・ボンドは狭い踊り場で手りゅう弾が3つ直撃しても、至近距離で撃たれても、大丈夫。けど自分が撃つと、一発で敵に当たる。不死身だから安心して観ていられる。

・生還しても、愛する妻や娘に一生触れられないのは、辛いわなぁ。日本の家族やったら、そんなお父さんの関係もありそうやけど。イギリス文化はなぁ。

・ノーミが007が引き継ぐのかなぁ?多様性の時代、大柄な黒人女性がイケメンをたぶらかして、情報を引き出したり、アクションする007シリーズも、見てみたい。ボンドの娘が将来007になってもいいなぁ。

・途中、トンネルの真ん中でこちらを向いて、バーンと撃つシーンがあった。いつもオープニングで銃口越しに007が登場して、バーンと撃つイメージと重なって、クーッとなった。

 

私、結構ハマってるわね。

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