ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

囃子の入口

去年10月に募集した、平成女鉾清音会の新期生発表会。
お試し稽古3回での、おさらい会。
初めて鉦を触った人に無茶ぶりではあるけれど
何とか地囃子、若葉、小横、鶴、朝日、若 を奏で切った。

いやぁ、ヒヤヒヤした。
皆さんよく覚えたもんだ。

終了後、来賓の方々へ会長挨拶。

他の山鉾町では子供の頃から囃子方になり、知らないうちに曲を身につけますが
平成女鉾清音会では大人になってから囃子を始めるので、
どこかでガツンと頭に叩き込まねばなりません。

その機会として、このような場を設けさせていただきました。

囃子のすごいのは、どこまでやっても飽きないところです。

平成女鉾清音会は設立18年。
私達先輩も、どうすれば祭囃子の情緒を習得できるか、探りながら稽古を重ねています。

今日の新期生もまだまだ入口に立ったところ。
これから囃子の楽しみや奥深さをどんどん知ることと思います。

オフィス街に1000年を超える祭の心が息づいている。
ここでご縁が持てたのも、貴重な出会いと感謝して。
今後とも末永く、どうぞよろしくお願いします。