ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2011新期生来たる

平成女鉾清音会、2011年度の新メンバー候補生がやって来た!
会長としてごあいさつ。

男性は山鉾町の地縁血縁がある子供に限られるけど
ここは女性なら、年齢住所制限なしで入会できる。
皆さん女性に生まれてラッキーだったと思っていただいて構いません。
ただし成人になってからなので、囃子の譜を覚えるなど苦労はあります。
それを乗り越えると祇園囃子の楽しさや喜びが分かるようになるはず。

囃子は奥が深いです。
山鉾の囃子方が一生続けるくらい、やってもやっても正解がない。
それは人が奏でるものだから。
笛鉦太鼓のメンバーによってテンポや音色も変わるから。
そんな中で、気持ちがそろった時に澄んだ鉦の響きやグルーヴが生まれます。
成人になってから出会った私たちも、時々(すごいよかったね~)と抱き合うくらいの良い囃子ができることがあります。
それは神さんの前で心を合わせた成果と実感しています。
また、囃子は出来上がったものではなく、毎回変わります。
皆さんを囃子方に迎えると、また変化するでしょう、それも楽しみ。
できるだけ長く続けて、皆さんの人生もより輝くように。
女性に生まれたラッキーを生かしてください。

というような話をした。
その後、昔作った映像を放映。
「みんな年を取ってない」
「平成女鉾に来ると若くいられる」
などと、先輩連中が盛り上がっておりました。

写真は、某鉾のお稽古の様子。
子供ちゃんが浴衣を着ている先輩を見る様子が羨ましそう。