ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

あまちゃんのひろみちゃんの課題

あまちゃん」も9月いっぱいで終わってしまった。
15分の朝ドラの何と濃く、短く感じたことか!

宮藤官九郎さんの脚本は、『舞妓Haaaan!!!』みたいに、男子が女子にノボせる系の印象だったので、
女子が主役の場合、何で引っ張るのかなと心配だったけど、
恋もそこそこに、大人達それぞれの人間関係とかややこしい親友とか仕事を絡めて隅々まで歯磨き粉の入ったチューブみたいな面白さだった。

特に、最後の方で薬師丸ひろこさん演じる”鈴鹿ひろみ”が歌う回は、泣けた。
47歳(の設定)で、自分の課題(音痴)を克服するなんて!!
キョンキョンにしごかれて逃げたのに、独学で何とかするなんて!

良かった!
良かったね~!!

ドラマでは「まぐれかもしれない」って言われてたけど
私は、鈴鹿さんは本当に克服したと思ってる。
だって何度も何度も歌詞を見直していたもの。
根っからの女優さんだから、台詞みたいに歌の意味を噛み締めている間に、自然に自分から出てくるようになったんちゃうかな?

いやまぁ、薬師丸ひろこさんが歌がお上手なのは知ってますけど。

薬師丸さんに濡れ衣を着せたことにお詫びがてら、
クドカンさんが逆転劇を書いたのかもしれませんけれども。