今年の紅白は途中ニュースもなく、一気に見てしまいました。
内村光良さんは総合司会なのに、たくさんのキャラクターとしてNHKの内から外から活躍していました。
真面目に不真面目をやって汗かいている姿が、微笑ましいです。
AI×渡辺直美のコラボによる「キラキラ」
スエットをアレンジしたような衣装、歌もよかった。
直美ちゃんは現代を象徴するような女性だと思うのです。
キラキラレオタード姿で踊っているのを見ると、太っちょの女の子がこんなに堂々と美しくテレビに出れる、いい時代になったなぁ、と、元気をもらいます。
歌の上手い歌手の方は多いけれど、歌に中身を感じられるのは天童よしみさんの「道頓堀人情」でした。
郷ひろみの「2億4千万の瞳~Go!Go!バブルリミックス」のバブリーダンサーズとのコラボも大変面白かった。
後ろで踊っているのは高校生らしいけど、メイクとボディコンであんなに老けられるのねぇ。
表情もちょっと抜けてるし、ハンドバッグ持って踊っている人を見つけたら、嬉しくなってきます。
バブルの時代の女性の画一化という面でサザンのミスブランニューデイを思い出しました。
ブルゾンちえみの、紅白を揶揄するハーフタイムショーも贅沢でした。
楽屋のお弁当は自前だけど、きっと高級なものがやり取りされてるんやろなぁ。
大物決まるのがギリギリなのは、内側の人間が言っちゃって良いと思います。
欅坂46も乃木坂46も、ダンス参加合戦でした。
女子達よりおじさま達、司会をしながら踊りもマスターして、いやはやすごいと思います。
椎名林檎&トータス松本の「目抜き通り」も最高でした。
ドラマ「カルテット」を観て作った歌なのだそうです。
あのドラマも、新しい生き方を示していると思いました。
♪あの世でもらう批評がホントなのさ
♪最期の日から数えてみてほらごらん
とか、歌詞も俯瞰していて素敵です。
紅白フィナーレで松たか子さんと並んでいるのを見て(良かったね)と思ったり。
Perfumeの渋谷での出演は、町とシンクロしていて
X JAPANで「洗脳星」から帰ってきたとか、ギリギリの告白があって
後半も息を止めて聴いて拍手をした方がいっぱいいました。
今年の紅白は、「夢を歌おう」がテーマだったようで、
夢なんて古いなぁと思っていたけれど、
個性を発揮してがんばれよという今風の生き方応援歌がそれぞれヨカッタです。
世の中が少しずつでも良くなって、それぞれが自信を持ってのびのび生きやすい時代になっているといいなぁ。
大晦日くらいは、そんな夢を見せてもらえた気がします。
今年もありがとうございました。
あ、ちなみに、家での紅白歌合戦を観る会では、
紅組43VS白組46で、
テレビと同じ白組勝利でした。