ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

太鼓締め見学(綾傘版)

講座をご覧になった綾傘鉾の囃子方さんが
「太鼓の締め方がうちと違いますね」とおっしゃるので
翌日、太鼓締めの見学に寄せてもらいました。

綾傘鉾の囃子方は、壬生六斎念仏講中の方々が務めておられます。
囃子と棒振り囃子、計4基の太鼓を締め上げます。
清音会はタテの調べを締める時に棒を使いますが、
こちらはすべて手で行うとのこと。
このように巻きつけます。


手にはタコが!

囃子用の太鼓と

棒振りの舞に使う太鼓

用途によって出来上がりの形が違います。

美しい!

麻でできている太鼓の調べは、ちょっとしたコツで素晴らしく丈夫で扱いやすい紐になります。
左と右では値段が違うとか。
値段が高い方が緩みにくいとか。
ハードに使うので切れてしまわないよう長持ちさせる撚り方や
職人さんのお店など、貴重なお話も伺いました。

Uさん、ありがとうございました。
巡行当日は神面をかぶって迫力ある囃子をされてますが、
素顔は博識なジェントルマンです。