ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

風に吹かれて

暴風と共にやって来た九州からの客人を
「お気をつけて」と送り出し
自分も帰路へ。

暴風で髪が色んな方向に流れるままに地下鉄へもぐる。
電車に乗り込み、(もうそろそろかな?)と駅を見ると
「御陵」(みささぎ)とある。
あれ?
反対方面の車両に乗り込んでいた。

あわてて降りて、ホームの向かい側で電車を待つ。

10分ほどしてやってきた電車に乗り込もうとしたら
「これ、浜大津行きですか?」と男性に聞かれた。
「あ・・・そうですね。浜大津に行きますね」
私が帰りたいのは、浜大津方面ではない。
男性はそのまま乗り込んだが、私はUターン。

どこ?
私の乗りたい電車はどこから乗れるの?

うろうろしたけど分からない。
京都にいながら外国気分。

しょうがないので改札に上りかけたら地下1階があって電車が止まっていた。
西行きだ。
ほっとして乗り込んだら、途中駅止まりで降ろされる。

あ~私はいつまでたったら家に帰れるのだろう。
九州の人の心配する前に自分がしっかりしなくては。
低気圧の影響で、私の磁石もおかしくなってるのかな?
今日は宅配便の再配達が来るから、19時までに家に戻らないといけないのに。

あ~もう、どうなってもいいや~。
風にもて遊ばれてなかなか地面にたどり着かない葉っぱになった気持ちです。