ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

星になる

人は、死んだら星になるんよ~。
なんて空を指差されても、どうも腑に落ちなかったけど
父が亡くなってから、多くの訃報に接しても、考える。

生物は、死んだらどうなるのかな。

知人は「色即是空」を引用して
死んだら、無じゃなくて空になるんですよ」と言ってくれた。

英物理学者のホーキング氏は最近のインタビューで
天国も死後の世界もない」と断言したそうだ。

でも、生きていたエネルギーはどこかに還元されてるんとちゃうかな~。

先日、「わが星」の舞台を観て、
ち~ちゃんが誕生日が早く来てほしいからと回っているうちに、
お祖母さんが亡くなったシーンで
悲しんでいるち~ちゃんに、
一瞬生き返されたお祖母ちゃんが
「人は死んだらね、土になるのよ」
と言ってるのを観て、
腑に落ちた。

土=地球の地面だもんね。
地球は、「わが星」だもんね。

だから今は、「人は死んだら星になる」でいいかな、と思っています。
生まれ変わって、花を咲かせる。
木を育てる。
空を見上げるというよりは、地面を見る状態ですけどね。