ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ランニングマン

稽古の時間に間に合わせようと
一方通行の道を自転車で急いでいたら
向かいから車が来た。

道の真ん中を走っていたランニング中の年配男性が
車をよけるため、脇に寄りながら私を見て速度を落としたので
何の気なしに通り過ぎた。

信号待ちをしていると、
そのおじさんが「あんた、早いな」と言いながら追いついてきた。
Tシャツに短パン、サングラスのいでたちだ。

「え?私ですか?」と聞くと
「ああいう時は、『すんまへん』って手を挙げるやろ?」とおっしゃる。
私「はぁ・・・」
「わし、待ったげたのに、何も言わんと行くのはないで」
私「すみません」
「わし、元気やろ?いくつに見える?」
私「はぁ・・・」
見たところ70代くらいだが、そんな話に乗る気分でも時間もない。

信号が変わったので
私「それでは失礼します」と去った。
おじさんは「またなぁ~」と手を振っていた。

私が悪いのかしら?
それとも、ただのナンパやろか?

管理人さんとのこともあるし、
人との距離の取り方に自信がなくなってきたわぁ。