ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

宇宙のファンタジー

家にいると、24時間どのチャンネルも地震の情報で
インターネットにも次々と被害の状況が寄せられて
新たな地震が起きたり
原子力発電所の建屋が吹き飛んだり
もう、出かけるどころじゃない。
気持ちも世の中も全部沈んでしまいそうだけど
石原正一ショーの制作、ネギちゃんのツイート
「関西演劇人がやれることは精一杯芝居を届ける事だ」
というのを読んで
予約していたお芝居を観に行く事にする。

大阪の街はいつも通りで
カップルが喧嘩したり、ランジェリーがセールされてたり。

『宇宙のファンタジー』@中崎町comon cafe
客席は結構詰まっている。
知った顔もたくさんでほっとする。
男2人が生死の境で色んな世界にワープする話だった。
身体は死に直面しているけど、ものすごく幸せそうなシーンもあったり。
それも真実かもしれない。

天災も死も、いつ自分に降りかかるか分からない。
それを自覚しながら、いつも通りにやるべきことをやるのも、世の中を回す力になるのかも。

帰りの電車で、「節電のメールを全員に回して」とお願いがあったけど
関西から送れる電気量は上限が決まっていて、それは手配済みだと別の情報で知っていた。

落ち着いて。
自分のバランス感覚が試される時です。