ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

「唐子・白山」に登る

平成女鉾清音会の稽古初め。
私達には特別な「唐子・白山」(からこ・はくさん)という曲がある。
八坂神社に向けて鉾が出発する時に囃す、ゆっくりした神楽である。
祇園祭での巡行はまだしたことがないけどね)

これまで、太鼓方1期生のK先輩のみが
上席(囃子のリーダー席)に座ってこられたのだけど
今日はふと
「ほな、上席で叩いてみる?」と言われた。

私、太鼓歴8年。(鉦方4年)
『唐子・白山』のリーダーを任されたのは初めて。
ビビりながらも叩かせていただきました。

頭で考えると、笛方や鉦方を迷路に導いてしまう。
笛のメロディーを耳にしながら、勝手に手が動くリズムに任せました。
(K先輩も前で導いてくれたけれど)

答えは身体が知っている。
お正月から実感している法則です。

でもまだまだ。
まだまだ山は深いのです。