ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

桂文我さんのお墨

今日の休憩時間は、桂文我師匠とご一緒した。
稽古場の近所でラーメンを食べた。

文我師匠の話題は幅広い。
たくさんの舞台や小説にも詳しい。
蜷川幸雄の俳優時代を知ってると、あの演出方法は…」
村上春樹の登場人物は、やたらとスターバックスでお茶を飲みまんな」

チェーホフの御座舞』の稽古初日でも
「話の枕はお客さんの顔を見て、日替わりでもええですか?
ただ、『枕が一番おもろい』って言われる可能性もありまっせ。
手前味噌やおまへんけどな」とおっしゃった。
芸には、ちと手厳しいようだ。

その時、さわりだけ聞かせていただいた「枕」は、とても面白かった。
3日くらい後を引いた。

ラーメンを食べながら文我師匠、
「今回の芝居は面白いですな」とニコニコ。
「最初はよう分からんだけど、稽古してるうちに謎が解けてきました。
まことに面白いですわ」

文我師匠のお墨付きをいただいたら、間違いありまへん。
いやぁ、『チェーホフの御座舞』自信を持っておススメしまっせ。