ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

なんばグランド花月

夏、スランプ克服のために、吉本のなんば花月に立ち寄った。
大阪の人を楽しませるプロの技見せてもらおう。

1日に3回公演しているのね。
前半が漫才や落語で、後半が新喜劇なのね。
楽屋口から何度か入ったことはあるけれど、
お客さんとして行くのは初めて。
当日券で、ちょうど開演中の回にすべり込む。

平日の昼間というのに、立ち見のお客さんもいっぱい。
宮川大助・花子さんの漫才と
笑福亭仁鶴さんの落語を見た。
新喜劇は辻本茂造と小学生の子供が主役だった。

お客さんは活動的。
演目ごとに大移動して買い物したり、
飲み物を手にポロポロ戻ってくる。
休憩になるとたこ焼きを売りに来るので、
後半戦開演の頃はソースの匂いが充満。

池乃めだかさんがネクタイと同じ身長なのを生で確認した。
桑原和男さんの芸は、ギリギリアウトやなぁ。
「おもろうて、やがて悲しき」世界に、
客席はゲラゲラ、グスグス忙しい。
吉本グッズに、北海道土産の「白い恋人」をもじった
面白い恋人」を売っていた。

観光の人が多いのかもしれへんなぁ。
ほんでもベタベタな「なにわ文化」、堪能しました。

結局、スランプ脱出できたのは、日本橋でした。
自分の本番が明けて、お客さまの前に立ったら、呼吸ができるようになりました。
生の舞台は、双方で作るもの。
もう大丈夫。ありがとうございました。