ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

長老様に学ぶ

平成女鉾は今年も、祇園祭でご奉仕するのだ。
今日はそのための勉強会。
祇園祭について、90歳代の長老にお話を伺う。

山鉾のテーマの由来、懸装品について、ご神体の故郷について、昔の京都の地理について、和歌について・・・。
どんな切り口の質問でも語ってくださる。

今日は、中国からの留学生が13人混じっていた。

山鉾のテーマが史記から取ってあったので
「この話は有名なの?」と中国人に聞いたら、あんまり反応がなかった。
「そうなんじゃ。中国では老子の話の方が有名でのう」
(*こんな話し方じゃないけどね)
と、長老はそれもご存知だった。

衣棚通り、小結棚通り、魚棚通りと、「棚」のつく字がつく通りは
「棚」=店の意味があり、それぞれ着物屋、贈り物屋、魚屋など、お店の通りだったとか。
釜座通りなど「座」のつく字は職人さんの集団を意味するとか。
知れば知るほど面白い。

長老は、鉾のルーツや懸装品のテーマを追いかけて、
中国やフランスにも行ったとか。

祇園祭

なんぼでも広がるし、
いくらでも深く探求できる世界です。