ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

三方一両得の授業

「地域発誘客プログラム開発府民プロデューサー養成講座」を受講しに、ルビノ堀川へ。
「新しいツアーを作って地域を元気にしよう!」というやり方を学ぶのだ。

これまでの産業化された団体旅行は
・観光客の欲求の高度化
・観光地の変化(例、温泉地→ストリップ会館→秘宝館→ワニ園→熱帯植物園→ケーブルカー→テーマパーク→リゾート→文学・美術館→オルゴール館 など施設を作って、地域の魅力が潰されていく)
により、衰退してきているそうだ。

代わりに「ニューツーリズム」がウケているとか。
新しいネタを生かして、「より少数の客に、ゆっくりと、特別なものを」提供する観光。
例えば「ヨネばあちゃんの漬物を食べるツアー」とかね。
お客さんが来ることで→おばあちゃんが元気になる→交流が増える→伝統の味が残る、などやり方ひとつで地域に笑顔が増えていくんだって。
○○のために観光を使おう!という考え方。
由布院や黒川、小布施、長浜は、それで地域を元気にする実績を作ったそうだ。
儲からないけど、儲けだけを追求すると、未来はありませんよ。という話。

1日で70分の授業を5講も受けた。
「地域社会」と「観光客」と「観光事業者」が三方一両得をする技術について。
一番前の席に座ったので容赦なく当てられて、久し振りに学生気分を味わった。

いつの時代も、よそ者、若者、ばか者がいると、既存の組織を乗り越えて横のつながりを作り、思いもしない活性を生み出すそうだ。
面倒くさいし、手間もかかる、儲からないけど、
私も平成女鉾の活動を続けていれば、その一人になれるかも。
そんな勇気をもらえたのでした。
そしてこの講座は、明日も続く・・・。