ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

一周忌法要

父の一周忌と納骨。

お墓の考え方って難しい。
自分の事だと(死んでまで、この世の土地を占有したくない)と思うけど
生きている者として、亡くなった親しい人に会いに行ける場所はほしい。
色々考えたけれども「ここでええわ」と父の声が聞こえた気がして、
京都にささやかな空間を確保してもらった。

親戚や従兄弟と共に埋葬した。
「おじさんは僕の野球の試合を観に来てくれた」と教えてもらった。
娘にはできなかった孝行だ。ありがとうよ、従兄弟君。

誰もが語る父の印象は「にぎやかな人」
家でワイワイと話す団らんの声が消えて、ご近所からも心配されたらしい。

喪中はがきで知った父の知人からも
「驚いて、眠れませんでした」というお手紙とか、お供えとか、達筆の短歌が届く。
私の友人からも何通か、お手紙やメールをいただきました。
喪中はがきに返信するって、今まで考えたことがなかった。
人情の深さが身にしみる。
父さんの人徳やね。色々教えてくれて、ありがとう。