ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

きのこパスタの師

お正月は楽しみだけど、その前に喪中ハガキが届く時期。

今日は昔お世話になった上司の奥様から、ハガキが届いた。
見た途端、ポストの前で動けなくなってしまった。

粋なMさん。
20代の私にはおじいちゃんに見えたけど、
今から考えたら定年前の、まだ50代だった。

京都で一番最初にフォルクスワーゲンを買った洒落者でもあった。
長年通って編み出したキノコパスタの作り方を教えてくれたり
恋愛相談に乗ってもらったりした。

おいしいお店を紹介してくれるけれど
照れ屋なので、お金だけ渡して一緒には行かない流儀の方だった。

年賀状には「夢舞台 応援しています」などといつも熱い言葉が添えてあった。
字には厳しい方なので、手紙を書くときは、丁寧に気をつけた。

いつまでもお元気な気でいてたから、訃報の衝撃が強すぎる。

そう言えば先日、Mさんに紹介していただいたとんかつ屋さんの前を通りかかり
Mさんのうわさ話をしていたところでしたよ。
私のところにも、挨拶に来てくださったのですね。