ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

味噌松風

「味噌松風」(みそまつかぜ)を戴いた。
小麦粉と味噌と砂糖のみで作られた、シンプルなお菓子。

松屋常盤」という、丸太町堺町にあるお店で売られているらしい。
ここのお店は一見、普通の家だそうな。
売っている品物はこれの「大」か「小」だけだって。
店に入りながら「小さいの3つください」という具合に注文するらしい。

そこがまた年中無休なのだ。
茶道関係の方がひっきりなしにこられるそうだ。

包丁で切ると、もちもちまとわりついて大変。
常に水で濡らしながら、生地と戦う。

お味はカステラのもっちりした感じ。
卵や牛乳が入ってない分、和風味だけど。

素朴だけど奥が深い、そして謎めいた
まさに京都的なお菓子どす。
いっぺん食べてみそ。