ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

雨だれ

「お茶の教室の日を間違えて、大量注文しちゃったの~。」
と、おすそ分けをいただいた。

長生堂のお菓子。

「雨だれ」という名前らしい。

箱を開けたとたん、寒天がきらきら。
やさしい緑に紫という色合いが
アジサイに光る雨露みたい。
ほんのり甘く、さわやかな口どけ。

長生堂さんはあまりにさりげなく町に佇んでいるお店で、
近所に住んでいる時にはまったく行かなかった。

雨の少ない梅雨だけど
お菓子にひそむ季節感、堪能しました。