ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ブンブン回せ

平成女鉾清音会は7月の奉納囃子に向けて、今が追い込み時。
今年はアレンジをきかせた情熱的なバージョンでお送りしようと、取っ組み中。

おまけに今日は太鼓のボスがお休み。
囃子のテンポは太鼓方が決める。
重大な責任が私にかかってくるのだ。

太鼓を締めながら、今年太鼓方デビューの後輩と、リズムの確認。
気がそぞろなためか、腕に力が入らない。
30分くらいかけて、何とか太鼓を締め上げる。

前半は新人中心の基本曲でしのいだものの、
後半の特別バージョンでは必死のパッチでキリキリ舞い。
ぶんぶんバチを回すばかり。
口元は笑えど、顔は引きつっていたはず。
記者さんのカメラに構う余地もなし。
引き寄せられてきた外人さんに愛想をする余裕もなし。

知人がたまたまバスから見てたらしく、「迫力があった」と伝えてくれた。
ゼンマイを巻きすぎて暴走するサルみたいな囃子やったけどね。
あれを聞けたあなたは、ある意味貴重な体験よ。

本番ではもっと情緒のある囃子になるはず。
7/26(日)、八坂神社へ、きっと来てね。