ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

撮影会

神田山陽さんの講談で、しゃべり始めた途端に
携帯でピロリンと撮影する人がいた。

山陽さん、「講談中はやめてくださいね。後で撮影会開きますから」
と言って、休憩時間に本当に撮影させてくれた。
着物の胸に書いてあるのは、
特注の蚊帳を作ってくれた、
mont-bellという会社のロゴ。
mont-bellの社長さんはユニークな人らしい。

後半の講談の終わり頃、またピロリンと音がした。
見ると、正面2列目くらいの同じお客さんが
また携帯電話を構えている。
何度もピロリンと鳴らしていた。

あれはいただけない。
演者にとって、とても失礼な行動だと思う。
お客さんも気が散ってしまう。

山陽さんが最後、呂律が回らなくなったのは、
それで集中力がなくなってしまったせいじゃないかと思うんだけど。