ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

源氏物語千年紀展

源氏物語千年紀展を観に、京都文化博物館へ。
紫式部日記によると、源氏物語は1008年には読まれていたらしい。
だから、2008年は1000年紀。

同じ国でも、1000年過去は、異文化ぷんぷん。
相関図を観ると、光源氏氏は相当な浮気者だ。
お父さんの愛人、同僚の愛人、その子供、年上も年下も人妻も
色んな人と恋に落ちる。
六条院というハーレムまで作ってしまう。
源氏の君はとっても器用で、忙しかったに違いない。
展示物を見ていて、
笑いが込み上げてしょうがなかった。

『三人姉妹』は1900年執筆だから、108年前。
源氏物語』より最近だけど、ちょっと似ている。
どちらも貴族が主人公だけに、あまり働かない。
悠久の文学って、
こういう人達の生活が残されるのねぇ。