正直者の会『届かない所』を観に、精華小劇場へ。
芝居というより、言葉の科学館というか、美術館。
言葉が時々融合して、お話ができたりする。
携帯のメールを打つときに
頭の中でしゃべっている言葉を口に出しているのも面白かった。
ラジカセを使って会話をしたりもする。
すごい計算の上に成り立ってるんだろうなぁ。
この制限された状況の中で、役者がどう存在するか。
体操ではなく、感情や不確定な要素を織り交ぜて・・・と考えると、気が遠くなる。
アフタートークも面白かった。
ヨーロッパ企画の上田さんがゲストなんだけれども、
「いやぁすごくおもしろかったです」から始まり
司会進行、質問、まとめをし、お客さんにお礼を言っていた。(ゲストなのに)
時には座長の田中遊さんに「その質問は分からないよ」などと言われていた。
上田さんは初期の頃から『正直者の会』を観ているらしく
マニア的質問も含め、その好きっぷりが伝わる、いいトークだった。
終演後、出演者から
『愛のテール』の犬の役は誰がするの?
ちあきなおみは出てくるの?
など、色々聞かれた。
みんな楽しみにしてくれてるんだなぁ。
初演から想像するのとは、随分変わったものになりますよ。
一週間後よ、待っててちょうだい。