ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

稽古場コント

想流私塾の稽古。
今回は10本の作品に、5人の演出家、14人の役者で演じられる。

私が出演するのは、そのうち2本。
高橋恵さん(虚空旅団)と上田一軒さん(スクエア)の演出作品。
稽古回数は5回。

稽古中も、作家(=塾生)が立ち会い、
演出家の質問に答えたり、小道具やセットを整えてくれたりする。

作家が傍にいるので、
演出家も「これはどういう意味?」などちょっとした質問がしやすい。
作っていくうちに言い換えや台詞の足し引きもある。

稽古中、ある役者がいくつか質問をした。
作家は「分かりにくいですよね、すみません」と謝り
役者は「いえ私が分からなくてすみません」と謝り
「こちらこそすみません」
「私の方がすみません」
と、「すみません」の応酬に。

演出の上田一軒氏が「謝り合わないでください」とお願いしていた。
なんか、稽古場の方がコントみたい。